レーシングカートとは
レーシングカートの歴史
レーシングカートの魅力
レーシングカートの構造
レーシングカートの豆知識
- レーシングカートの歴史
- KART(レーシングカート)の始まりは今から40年以上も前のアメリカ。
簡単なはしご型のフレームに芝刈り機用のエンジンを付けただけの物でしたが、これがやがて“ゴーカート”という商品名で発表され、生産・販売されるようになりました。
その後、在日米軍によってカートは日本に入り、1959年には日本で初めてのカートクラブ「東京カートクラブ」が誕生し、翌年にはカートの統括組織となる「ゴーカート クラブ オブ ジャパン」が設立されました。
ちなみに、レーシングカートが「CART」ではなく「KART」と表記されるのは、ローマ時代に戦車のことを「KART」と表記していたことから、マスコミ発表の際に、記者が誤って「C」を「K」に変えて発表してしまったからだといわれています。
1973年には「ヤマハレッドアローRC100」が市販され、レーシングカートは、より身近な物となりました。
- レーシングカートの魅力
- F1を頂点とする四輪モータースポーツの中で、その底辺に位置し、上級カテゴリーへの登竜門として認知されているのがレーシングカートです。
フォーミュラマシンに通じるレーシングカート特有のスピード感やクイックな操縦性もあり、多くのF1ドライバーや四輪レーシングドライバーが、幼少時にレーシングカートを経験しています。
魅力は何といっても、レーシングカートは誰にでも乗れ、ステップアップのピラミッドが世界的なレベルまで築かれていることです。『乗る』と『乗りこなす』は別ですが・・・
そのカテゴリーも幅広く、世界選手権の国際レースを頂点に、全日本選手権、地方選手権、SLレース等が開催されています。国内の選手権格式レースは、全て(社)日本自動車連盟(JAF)が統括しています。
シンプルな乗り物=レーシングカート。シンプルなだけに入り込めば込む程奥の深いスポーツを実感できます。
- レーシングカートの構造
- パイプフレームにスリックタイヤ、バケットシート、燃料タンク、むき出しのエンジン等でシンプルに作られていますが、レーシングカーの原型ともいえる高い性能を持っています。
詳しくは本などで学びましょう。



- レーシングカートの豆知識
- スピード
F1の最高速度は300km/h以上。かたやカートは130km/h程度ですが最低地上高は5p程度と大変低く、体感速度は実測の3倍程度に感じます。
G(ジー)
F1の瞬間最大横Gは4.1G程です。カートは3G程。ちなみに普通乗用車では減速時に一番Gがかかりますが、それが0.8Gですから、3Gでも日常では体感不可能異次元の世界ですね。
レース
JAFやSLの規則では、レースに出られるのは10歳からですが、規制の無いレースでは3歳程度から参加できます。もちろん大人用ではなく子供用のカートですよ。
エンジン
レーシングカートのエンジンは「2サイクル単気筒」が主流です。
2サイクルエンジンには、混合気をピストンの上下運動により発生する負圧を利用してシリンダー内に吸い込ませる「ピストンバルブ方式」、
空気の逆流を防止するリード弁をつけてシリンダー内に送り込む「リードバルブ方式」、
そしてクランクケース側面にキャブレターを取り付け、切替えのついたディスクをクランクシャフトと連動させて回転させ、吸気ポートの開閉を行ってシリンダー内に送り込む「ロータリーバルブ方式」
の3種類があります。
100ccとはいえ、トップクラスのチューニングエンジンでは26馬力を発し、その回転数は20,000rpmにも達します。
セッティング
セッティングに正解はありません。その日のコース状況や天候、スターティンググリッド等、様々な条件により変わります。
調整する所なんてあるの?なんて声が聞こえてきそうですが、セッティングは無限大ですよ。
1番大事なのはシート位置。総重量120〜130sの約半分を占めるのがドライバーの体重ですから、数センチ違うだけで全く違う動きをします。
このシート位置に関しては、各ショップごとにノウハウがありますので、しっかりアドバイスを聞きましょう。
他には、トレッド、車高、トーイン、空気圧、減速比、フレーム剛性、チャンバー(マフラー)ジョイントの長さ等で、特性を変化させます。
ルールとマナー
じつはこれが1番大切です。
カートスポーツを行う上で、遵守しなければならないルールとマナーは、講習会で学ぶことができます。学んだ後も、時折手に取って見直す事を心掛けてましょう。
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