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ライセンス
レースの流れ
タイムアップ
セッティングのこつ

ライセンス
単純にレーシングカートに『乗るだけ』であれば、ライセンスはいりません。なくても走行はできます。

但し、コースでのドライバーのマナーやモラルの低下を懸念して、走行条件に「JAF」「SL」「コース」といったライセンス所持者を指定するコースがほとんどです。

これは、各ライセンス講習会でルールとマナー(レースだけでなく、カート走行及びカートにまつわる全般に対して)を学べるからです。

モータースポーツの基本は、最低限のルールとマナーの遵守からスタートしています。


レースの流れ
エントリー
ゲートオープン
受付確認
マシンメンテ
公式車検
ドライバーズミーティング
公式練習
タイムトライアル
予選ヒート
決勝ヒート
表彰式

エントリー
エントリーは各カートショップに申し込みます。
エントリー用紙の必要な箇所に記入し、エントリーフィーとともに提出すればOKです。
エントリー期間はレースによって異なりますが1週間前までには済ませておきましょう。

ゲートオープン
時間はレースによって違いますが朝6時〜7時位です。

受付確認
エントリーの最終受付確認です。遅れたらレースに出場できませんので注意が必要です。
ここではライセンスを提示しゼッケン、エントリーリスト、タイムスケジュールなどをもらいます。

マシンメンテ
天候・気温・路面状況などを見ながら、練習時のデータをもとにセッティング(リンク)を行いましょう。
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公式車検
ゼッケンを張った乗れる状態のマシン、ヘルメット、スーツをもって指定の車検場へ行き、車検員のチェックを受けます。
車検場には、重量計が用意してあるので測定し、最低重量下回らないようにしましょう。もちろんレース後もですよ。

ドライバーズミーティング
オフィシャルの紹介や、その日の注意点を説明してもらいます。
当日ルール(天候の影響等の理由で)も有るかもしれませんので、よく話を聞いておきましょう。

公式練習
ここで、レーシングカートの状態の最終確認をします。
順番はタイムスケジュールやドライバーズミーティングで確認しましょう。
時間はレースによって異なりますが約10分〜15分です。

タイムトライアル
予選のスタートグリッドを決めるタイムアタックです。1台づつ1週のタイムを計測します。
流れとしては、ダミーグリッドからスタート、1周のウォーミングアップの後のコントロールラインから計測開始。1周後のコントロールラインでゴールとなります。
その後ピットインして、そのまま車検場に向かい、重量を計測します。
重量不足であれば、タイム取り消しとなるので注意しましょう。
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予選ヒート
決勝のスタートグリッドを決めるレースです。
予選と決勝はGT選手権のようにローリングスタートです。
これは、フォーメーションラップ後、全車がきれい2列に揃うとスタートフラッグが振られ、ホームストレート上に静止することなく、そのまま加速しスタートする方式です。ここでも勿論、重量を測定します。

決勝ヒート
このレースで優勝者が決まります。
予選ヒート同様にレースを行い、重量測定をします。その後、上位入賞者は車検場にカートが保管され、再車検を受けます。
再車検では、エンジンやキャブレターのチェックが行われ、問題なければそこで順位が決定されます。

表彰式
トロフィー・賞品をもらい、みんなに祝福され、シャンパンファイトを楽しんだ後は、パドックをしっかり清掃しましょうね。
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タイムアップ
基本
レーシングカートを速く走らせる為の基本は2つ
洗車荷重移動

この2つを徹底すれば表彰台は間違いありません。
どうして断言できるのかって?それは、私が実際にこの2つの基本で、某SLシリーズの年間チャンピオンになったからです。

まず1つ目の洗車
この洗車の目的は何でしょう?自己満足ですか?違います。ズバリ!トラブル予防です。
サーキットでは様々なトラブルが発生しますが、1番困るのがその場で対処できないトラブルです。

例えば、フレームのクラック、シートステーやシートの破損、アンダーパネルの破損などマシンの剛性に関わるものです。
剛性が変わってしまえば、これまでのセッティングデータが使えなくなってしまいます。こんな重大なトラブルを防ぐ対策が洗車なんです。

隅々まできれいにすることで、これらのトラブルは未然に防ぐことができます。


2つ目の荷重移動
これは本当に大事です。そんな事知ってるよぉ〜という声が聞こえてきそう ですが、本当に分かっていますか?

では質問です。
ステアリングは何の為に付いていますか?アクセルは?ブレーキは?
曲がる為、加速するため、減速するためでしょ。そう思っていては速くは走れません。
大切なので、よ〜く憶えて下さいね。

ステアリングは左右への荷重移動。ブレーキとアクセルは前後への荷重移動に使うんです。
荷重移動です。もう一度言います。荷重移動です。

例を挙げて説明します。
あなたはコーナーを曲がるとき、ステアリング(S)アクセル(A)ブレーキ(B)をどういう順序で操作していますか?

S-B-Aこの順序ではスピンします。B-S-Aが正解です。
Bで荷重をフロントに移動。フロントタイヤにしっかりとトラクションがかかったところでS。Sの操作によって荷重をアウト側へ。このB-Sの一連の流れで、イン側のリアタイヤがリフトし、マシンの向きが変わる。と同時にAを踏み込み、フロントへ行った荷重をリアへ移動する。フロントから荷重が抜ける事で転がり抵抗が減り、リアへ移動する事でリアタイヤへトラクションがかかる。

同様にS-B-Aではどうでしょうか?
Sを操作してもフロントタイヤはグリップせず、マシンは直進しようとします。余計にSを操作する。この状態でBを操作すると、フロントに急激に荷重が移動します。この急激なフロントへの加重移動がアウト側のリアのトラクションを奪いスピンするのです。
ウエット等の滑りやすい路面で試すと良く分かりますよ。


セッティングのこつ
荷重移動が意識できるようになったら、今度はレーシングカートの セッティングにチャレンジです。
大切なポイントは3つだけ

1つ目、基本のセッティング
(各ショップのノウハウ等)でタイムが安定するまで、レーシングカートに徹底的に乗りまくろう。
レーシングカートに慣れていない内にセッティングをしても、たまたまドライビングが良かったのか、セッティングが良かったのか、判断できません。

2つ目、同時に複数の調整をしない。
例えば、リアタイヤのグリップが欲しいので、空気圧0.1上げ、トレッドを1p縮めたら、0.1秒速くなった。これで満足してはいけません。空気圧?トレッド?どちらの影響が大きいのか分かりません。

ではどうしたらいいのでしょうか?
まずは、ボルト、ナットの緩みや脱落を確認する。ここがいい加減だと、フレーム剛性が変わってしまうので、しっかり確認しましょう。
トレッドを±3p程度変えて、タイムを測ってみる。できれば、区間タイムやコーナーごとのタイムを測ってデータを記録しよう。
タイムの良くなった方向で5o〜1p刻みでデータを取る。1つの項目でしかりデータが取れたら次のセッティングに移ろう。

3つ目、記録する。
日々のセッティングデータは必ず記録しておきましょう。
レース毎に調整が必要な空気圧やキャブレターは日々のデータが役に立ちます。

例えば、「今日の天気は晴れ、気温は○○℃、路面温度××℃、これは△月△日と同じ条件だから、空気圧は□□キロ」と自信を持ってセッティングできますが、
記録がないと「今日はいつもより寒いからちょっと空気圧を高くしておこう。」、「+0.2キロくらいかな?」というような、曖昧なセッティングをしなければなりません。
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